正しく薬を服用することは、病気の治療や予防において非常に重要です。しかし、指示通りに薬を飲むことが難しいと感じる患者さんも多いかと思います。ここでは、服薬アドヒアランスの重要性と向上方法について解説します。
アドヒアランスとは
アドヒアランスとは、治療方針について理解し、患者さんが自分の治療に積極的に参加することです。
コンプライアンスという概念もありますが、これは医療従事者の指示に従うことを意味します。アドヒアランスは、患者さんが自発的に取り組む姿勢を重視している点で、コンプライアンスとは異なります。
アドヒアランスの不良により考えられること
治療効果が出づらい
アドヒアランスが不良な場合、治療効果が得られず、治療に時間がかかったりする可能性があります。また、薬の服用を中断すると、再び病気が悪化し、治療がより困難になることもあります。
医療費のコストがかさむことも
アドヒアランスが不良だと、治療が必要以上に長引いてしまうこともあり、医療費が増加することがあります。治療が長引いたり、入院が必要になったりすると、患者さんにとって大きな負担となります。アドヒアランスの向上は、医療費の抑制にも繋がる重要な要素です。
アドヒアランスの向上における薬剤師の役割
薬剤師は、アドヒアランス向上のために、粉薬や錠剤などの剤型変更の提案による飲みやすさの向上や、飲み忘れがある場合は一包化やお薬カレンダーの提案、服薬の必要性についての説明を行います。さらに、患者さんとのコミュニケーションを通じて、薬に対する疑問や不安を解消します。
困ったときは相談しましょう
些細なことでもよいので、薬剤師に相談しましょう。高齢化が進み家族の協力が必要な場合が増えてきています。生活の状況や家族の協力の程度についても伝えましょう。生活スタイルに合わせた服薬管理のアドバイスやサポートを提供してくれます。
まとめ
高齢化が進んでいることで処方が複雑となっており、患者さんの負担の軽減を図ることの大切さは大きくなってきています。薬剤師による服薬管理のサポートを受けることは服薬アドヒアランスの向上に繋がります。
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