湿布薬の分類:パップ剤とテープ剤の特徴を比較
広く使用されている湿布薬ですが、その中でも種類や特徴があります。ここでは、湿布薬の主要な分類であるパップ剤とテープ剤について解説します。
パップ剤とは
パップ剤は、水分を多く含んだゲル状の湿布薬です。やわらかい質感で厚さがあります。冷感タイプのものは水分を含むためより冷たく感じます。テープ剤に比べて粘着力が弱いですが、かぶれにくいです。
テープ剤とは
テープ剤は、薄いフィルム状の湿布薬で、肌にしっかりと密着し、動きやすい部位にも貼りやすいのが特徴です。皮膚の密着度が高い分、かぶれやすい方もいます。
剝がれにくいことから、運動時のサポートや、仕事中などに向いています。また、薄いため目立ちにくく、衣服の下でも気になりません。
使用にあたり気をつけること
パップ剤もテープ剤も、使用する前に患部を清潔にしてから貼ることが重要です。貼付後にかゆみや赤みが出た場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談することをお勧めします。
また、含有成分によっては貼っている間、剥がした後にも紫外線に当たると過敏症が出る場合があるため、使用の際には薬剤師からの説明をよく聞いてください。
剥がす際にも丁寧に行うことが大切です。テープ剤の方が密着度が高く、剥がす際に皮膚を傷めることがあるので、一気に剥がさずゆっくりと慎重に剥がすようにしましょう。
使用シーンに応じた選択を
パップ剤とテープ剤の選択は、使用シーンによって異なります。
また、冷感タイプと温感タイプでもわかれており、一般的には腫れなどの急性症状で患部に熱を持っている場合には冷感タイプが、肩こりなどの慢性症状には温感タイプが使われることが多いと言われています。
使用部位や状況、生活スタイルなどに合わせて、適切な湿布薬を選ぶことが大切です。
まとめ
パップ剤は水分を多く含んだゲル状で厚さがあり、テープ剤は薄くて密着性が高く、動かすことが多い部位での使用に向いています。特徴を理解し、使用環境に応じて最適な湿布薬を選びましょう。
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